AB型への偏見が目に余る気がする。
これ以上、AB型神話に踊らされる子が増えちゃいかん!というギフンに萌えてしまったので、一応これを記すことにする (>w<)ノ
私とAB型
1、出会い
小学校に上がる前、何かのタイミングで、自分がAB型であると知る。
ふぅん、と思った気がする。
2、発露
小学校に上がって、新しい環境、新しい友達に出会う。
小学生女子というのは、総じて占い好きである。
しかも、第一次血液型ブーム到来。
中でも、当時の二大占いに挙げられるのが、星占いと血液型占い(性格判断)である。
まして、人の性格から星座や血液型を判じるのが当世女子のたしなみとされた時代。
ある日突然、「AB型でしょ?!」と言われる。
そうだ、と肯くと、「AB型は変人なんだ」と告げられる。
すわ、いじめの始まりか!と身構えて、血液型性格判断の本を読み漁る。
そこには、大体、「変人で二重人格」みたいな事が書いてある。
・・・AB型、冬の時代である。
3、成熟
変人、変な子、変わってるね、と言われ続けること数年。
これだけ言われるのだから、きっと本当に変人なのに違いない。
であるなら、変人なりの行動を慎めば変人と言われなくなって、変人でなくなるのに違いない!と、周りを観察し始める。
素敵女子を発見しては、その言動をシミュレーションしてみる。もちろん自宅で隠れて。
4、動揺
AB型と同じく、B型もまた、あらぬ迫害を受けていることに着目する。
しかもAB型より絶対数が多いため、必然的に「B型=変人説」を耳にする機会が多くなる。
これはもしや、同じ傷を舐め合えるのでは!と奮起するが、すぐに気づく。
B型の「変人」とAB型の「変人」では、ニュアンスが違う、と。
B型のそれには、愛があるのだ。
変わってるところが可愛いよね~、みたいな、愛嬌があるのだ!!!
これに行き当たった私の心は、激しく揺さぶられる。
AB型のは、あいつ理解不能・・・、みたいな本気感が漂っているというのに・・・!
B型め・・・!うらやまし!!!
5、蜜月
中学生。
数年前までプールに机や椅子が投げ込まれていたと噂の、悪名高い学校に入学。
なぜか人とのコミュニケーションがうまく取れなくなり、とりあえず、毎日黙る。
当時は珍しく、髪の色が茶色の家系だったので、怖い輩に絡まれて面倒な気苦労を背負わないよう、まじめに静かに暮らす。
人間観察とシミュレーションが捗る。
6、別離
高校生。
入学早々、髪の色やスカート丈がとってもファンキーな人たちが寄ってくる。
髪の色が、同類臭を発していたようだ。
引き続き静なる高校生活を送りたかったため、全力で、ワタシつまんない人間ですよアピールを試みる。
甲斐あって、まじめカテゴリーに属することに成功する。
しかし、そのカテゴリーにあってファンキーな友に恵まれたため、思いがけず、楽しく愉快で騒々しい毎日を送る。
その内に、血液型とか、どうでも良くなる。
だって他の血液型で、どう考えても自分より遥かに変人・変態ばかりが周りにいたんだもの。
7、再会
血液型なんて冗談ほどにしか考えられなくなっていた私は、大学に上がり、AB型の新説と巡り合う。
世は、第二次血液型ブームである。
AB型の再発見「AB型ってのは天才肌であるらしい」という噂が。
再びAB型に興味を持つ。
もしかしたら、天才に目覚めるかもしれない!AB型の血液に潜むという秘めたる力に漠然とした希望を抱き、なんとな~く満ち満ちた日々を送る。
調子に乗り、なぜか腐女子の道を突き進む。
いつの日か、その天才肌的な何かが発揮されて、腐り果ててもオールオーケーなんだという気がして、日常あらゆる腐に染まっていった。ありえねぇっつの。
AB型天才説に侵された者が踊る、暗黒腐踊である。
8、正体
フルタイムで仕事をするようになり、様々な価値観に触れる。
AB型の、ほんまもんの天才肌たちと出会い、身の丈を知る。
いつの日か天才肌?・・・御免なさいorz
でもね、自分、不器用ですから、きっと好きなこと以外、ようできんのですわー。
だが、やはり気づいてしまう。
みんなそうなんじゃね?!
9、決別
訴えたきこと。
AB型の人を見かけても、むやみに「変人」「二重人格」「天才」なんて言わないでね。
まじめに考え込むか、落ち込むか、オイシイと思うか、天狗になるか、へーって思うか、おやつに食べたいものを思い浮かべる、ごく普通の反応するんだから。
以上~、
勝手な思い込みをぎゅぎゅ~~っと込めて☆
ちなみに、私の思う血液型別性格。
A型:おもしろい(感性に正直だなぁ、と思う人が多い)
B型:面白い(物事に対して真摯だなぁ、と思う人が多い)
O型:オモシロイ(いろんな場面でがんばりやさんだなぁ、と思う人が多い)
AB型:尾も白い(変わってんなぁ、と思う人が多いw)