入院生活2週間目の朝、家の近くの病院へ転院しましょう、と言われました。
状態が良くなったのと、転院先に空きベッドが出たということで、かかりつけ医から最初に紹介された病院へ。
突然のことで驚いたけれど、旦那さんの負担を考えると、近いに越したことはなし。
かかりつけ医からも、経験豊富で信頼できる病院だと聞いているので、そんなに心配することもなく。
こりゃ有り難いですな!と、二つ返事で了承しました。
いそいそ身の回りの物をまとめ、なぜか同じ日数旅行に行ったより多く膨らんだ荷物を、荷車とタクシーと車椅子で搬出&搬入。
転院先で検査を受けたら、自宅療養で構わないと診断され、めでたく帰宅と相成りました。
家でゴロゴロ、ちょろっと家事をして、食っちゃ寝ダラダラ、頼み込んでラーメンを食べに連れて行ってもらい、後はひたすら横になったりして、過ごすこと1週間。
アイツがじっとしてるわけないのだから入院させておいた方が良い、なんて声も聞こえてきましたが・・・、うふふ、残念!私、苔むした石の如く大人しく寝ておりましたから!
翌週、経過を診てもらいに病院へ。
お腹も重くなったし、体重も少し増えて、胎動も激しかったので、子の成長に随分と確信を持っておりました。
診察台に乗るなり、自信満々にお腹をぺろんと出しまして、さぁ測ってくれたまえ!の姿勢でエコーに臨んだのですが。
モニターに我が子の姿が映し出されて暫くすると、お医者さんが増え、機械がグリグリとお腹を駆け巡り、小さい、あまり変わってない、出すかどうか・・・などと、聞き覚えのある言葉が漏れ聞こえてくるのですね。
あれ、またこれ増えた分の重さは私の脂肪に化けてたパターン・・・?
ハイ、入院です。
前回よりは緊急性は低めで、2日猶予をもらえたのですが、今回は帝王切開で出す前提で話をされました。
現実感があるのかないのか、肝が座ってしまったのか、この状況にほぼ動揺しないのが、何となく後ろめたい。
似たような症状を検索すると引っ掛かるブログ等で、緊迫した雰囲気の文章や、心が締め付けられるような思いを抱えて頑張っている方々の様子を読み漁っていたので、ふと、こんなに気楽なのはどうなのだろう、と思ってしまうのですね。
でも、後ろめたいのはすぐ飛んでしまって、頭の中は、入院までにアレができる、コレしよう、入院中どう過ごそう、退院した後はこうしよう、をクルクル考え出すので、この気持ちは自分の中で他所に避けておける種類のものなんだと思います。
子のために今できるのは、現状把握と、寝てることと栄養摂ること、お医者の指示に従うこと、ストレスを溜めないようにバランスとること。
分からないことは分からないので、妄想するなら面白く楽しく。
だからといって、何かあった時にドーンと落ち込まない訳じゃないはずだけど、言われてることを越えて考え過ぎて悲しい気持ちになったり、物事の結果だけ見て何が悪いのか思い悩んでも仕方ないと思ってしまうのですね。
その時に自分がやれると思ったことをやっているなら、なるようになるし、なるようにしかならない。
幸い、私の周りには、ハイリスク妊娠について時代錯誤な迷言を吐く人はいないので、そう悩まずに楽観していられるのかもしれないのですがー・・・。
こういうことは、何かのせいにすることで心のバランスがとれることもあるけれど、自分のせいにするのも含めて、できればそんな風に思いたくない。
うぬ、やはり私はドライなのだな。
そして昔に比べてかなり図太くなった。
入院当日、旦那さん同席の上、さらに詳しく説明を聞きました。
現在31週目で体の成長がほぼ3週遅れ。
子宮内胎児発育不全だそうです。
すごく小さいわけではないし、これ自体はそう珍しい症状ではないようです。
今のところはっきりした原因は分からないけども、相変わらず、子も私もピンピンしてます。
近頃、エコーで見られる子の顔が大分はっきりしてきました。
写真にすると表情がホラーなのが難点です。
主観では、ものっすごく可愛いのだけど、客観的にあの写り具合はきっとホラー・・・。
4D画像であれば、可愛いさが伝わりそうなのに、目蓋が透けてる白黒のエコー写真だと、それを見てデレッとしてる私込みで怖いだろうなぁ。
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