2013年11月30日土曜日

やってきた赤子

子の誕生から4ヶ月、退院して早2ヶ月。
激流に小舟で乗り出したような日々を送っております。
いや、案外平穏なのだけれど、思い返すと、2年くらい経ったんじゃないかって気がしてしまう。
経る時間が濃密。

このもったりした時間が積み重なっていくままに来月を迎えると、子が退院した時のことが、包まれて押しやられて忘れてしまいそう・・・。
12月と言えば年末。毎日が忘年の月だもんで。
記録せねばですな。

私の出産・退院同様、突然決まった子の退院日。
もうすぐだね~、そろそろかもー、なんて看護師さんが予告していてくれたので、準備はOKだったのですが、担当医師との面談で正式に決まったのは2日前でした。

「決まった」というのは語弊がありますな。
「決めた」が正しい。
病院としては、退院できる状態になったらなるべく早く親元へ、という方針ではあるといわれていたけれど、受け入れ態勢を整える意味でも、いつ退院するかはこちらに委ねてくれました。

旦那も両親も、少しでも長く病院にお世話になった方が良いのではないかしらん、なんて言うのですが。
あんたたち、毎日乳搾って氷らせて、暑中・残暑の太陽の下、ギッチギチに保冷剤詰めた重いバッグを抱えて、自転車、電車、バスor徒歩で病院通いしてごらんなさいよっ。
家で赤子の世話するくらいなにさと思えるのよ・・・!

『灼熱の乳レース ~乳が溶けるか私がバテるか☆両方だったら最悪や!~』と名付けて産後1週間から始めたこの道のり。
家でぐったり動けなくなったり、病院で倒れて神経内科送りになったり、とにかく色々あったので、一刻も早く手元に赤子を・・・!と思ったのです。切実に。

しかしワタクシも大人ですので。
旦那や両親に心の準備をして頂くために、1日空けて2日後に退院日を設定するという余裕もチラ見せしました。

どうだ!チラ

退院当日、お世話になった新生児室のお医者さんや看護師さんにお礼をして、両親が出してくれた車で家にやってきた我が子。
熱烈な歓迎とカメラのシャッター音を浴びせられ、まるで飛行機から降り立ったハリウッドスターのようでした。
スターは、観衆に向かって手を振り、握手し、Tシャツにはヨダレとミルクのサインを記し。
両親(特に母)は卒倒しそうな喜びようでしたよ。

数日後には遠くに住んでいる義両親も来てくれて、ようやく元気な子の顔を見せることができました。
なかなか気軽に会えない距離なので、子がもう少し大きくなったら旦那の実家に連れて行って、ゆっくり接する時間を作ってあげたいですのぅ・・・。

そんなわけで、子育て始まっております。
病院にいたおかげか、ミルクの時間も寝る時間も聞いていたよりは規則正しい子です。
思っていたよりは大変ですが、病院通いに比べたら、今はまだ全然楽な気がします。


よし!
これで心置きなく年忘れ!!
まだ禁酒中だけれど、心はいつもベロッベロよ!!
(※言うほど酒乱じゃありませんのでご心配なくデス)


2013年8月9日金曜日

誕生!

色々と慌しかったですが、2度目の入院で出産と相成りました!!

医療系ドラマで見たような手術室に入り、部分麻酔をかけられて、ザクッと産みました。
それはそれは痛い思いをしたはずなのですが、母によると、陣痛はそんなもんじゃない、と。
いやしかし、とてもとても痛かったよ。
痛みで血圧がとんでもないことになるくらい痛かったよ・・・。
帝王切開恐るべし・・・!

周りのお母さん達にどうだったのか聞いてみましたが、陣痛と帝王切開と両方経験した方によると、初めに痛いか後で痛いかの違いだよ!と笑い飛ばされました。
痛み止め使えないんだよね、気絶もできないんだよね、10時間以上かかることもあるんだよね・・・。
陣痛恐るべし・・・!

結論、 どっちも恐るべし・・・!


麻酔かかっていても痛い中、我が子の産声を聞いて顔を見た瞬間は、涙が滝のように溢れてきましたよ。
何の感情なのか、これほど説明できないものはないですね。
きっと、解きほぐすと見えないくらい細いものが、濃密に絡まり合って、一瞬にして体中に巡らされ、全身の細胞を変えてしまった感じです。
これが我が子誕生にして、母誕生か。

病室から、つる~っと運ばれて、台に乗っかってお医者さんたちが頑張っている様子を見ていただけなので、いよいよキターッ!産まれるーッ!という感じもなく、以前母から聞かされた産後の達成感もなかったですが、自分の中に起こった変化は詳細に感じられました。

母ってすごい。
生命を産むことにおいて、全ての母を尊敬する。

その先に、育てるってすごい!というのがあって、生き様を見せるってすごい!というのがあって、命ってすごい!というのがあって。
そういうすごいことが、人生を磨く手掛かりになるのだろうな。
今までもそんな風に思っていたけれど、こんなに確信をもって、只々すごいすごいと思うのは初めてだな・・・。
ホル、モン・・・? これがホルモンの変化なの?!


子は未だ入院中ですが、私は早々に退院することができましたよ!
入院中は回復の早さと軽やかな足取りを褒められるほどでございました~。
現在は乳搾りとダイエットに励む毎日です!
痛みの割に3キロしか体重が減らなかったのと、想像以上に腹筋が衰えていたので、これはがんばらねばーー!!
来るべき我が子の夜泣きに備えて、体力を付けるんだもんね!
昼は大人しいうちの子、夜な夜な暴れん坊赤ちゃんに変身するそうなので・・・!

2013年7月17日水曜日

たいいん、そしてまたにゅういん。

入院生活2週間目の朝、家の近くの病院へ転院しましょう、と言われました。

状態が良くなったのと、転院先に空きベッドが出たということで、かかりつけ医から最初に紹介された病院へ。

突然のことで驚いたけれど、旦那さんの負担を考えると、近いに越したことはなし。
かかりつけ医からも、経験豊富で信頼できる病院だと聞いているので、そんなに心配することもなく。
こりゃ有り難いですな!と、二つ返事で了承しました。
いそいそ身の回りの物をまとめ、なぜか同じ日数旅行に行ったより多く膨らんだ荷物を、荷車とタクシーと車椅子で搬出&搬入。

転院先で検査を受けたら、自宅療養で構わないと診断され、めでたく帰宅と相成りました。

家でゴロゴロ、ちょろっと家事をして、食っちゃ寝ダラダラ、頼み込んでラーメンを食べに連れて行ってもらい、後はひたすら横になったりして、過ごすこと1週間。
アイツがじっとしてるわけないのだから入院させておいた方が良い、なんて声も聞こえてきましたが・・・、うふふ、残念!私、苔むした石の如く大人しく寝ておりましたから!

翌週、経過を診てもらいに病院へ。

お腹も重くなったし、体重も少し増えて、胎動も激しかったので、子の成長に随分と確信を持っておりました。

診察台に乗るなり、自信満々にお腹をぺろんと出しまして、さぁ測ってくれたまえ!の姿勢でエコーに臨んだのですが。
モニターに我が子の姿が映し出されて暫くすると、お医者さんが増え、機械がグリグリとお腹を駆け巡り、小さい、あまり変わってない、出すかどうか・・・などと、聞き覚えのある言葉が漏れ聞こえてくるのですね。
あれ、またこれ増えた分の重さは私の脂肪に化けてたパターン・・・?

ハイ、入院です。

前回よりは緊急性は低めで、2日猶予をもらえたのですが、今回は帝王切開で出す前提で話をされました。
現実感があるのかないのか、肝が座ってしまったのか、この状況にほぼ動揺しないのが、何となく後ろめたい。

似たような症状を検索すると引っ掛かるブログ等で、緊迫した雰囲気の文章や、心が締め付けられるような思いを抱えて頑張っている方々の様子を読み漁っていたので、ふと、こんなに気楽なのはどうなのだろう、と思ってしまうのですね。

でも、後ろめたいのはすぐ飛んでしまって、頭の中は、入院までにアレができる、コレしよう、入院中どう過ごそう、退院した後はこうしよう、をクルクル考え出すので、この気持ちは自分の中で他所に避けておける種類のものなんだと思います。

子のために今できるのは、現状把握と、寝てることと栄養摂ること、お医者の指示に従うこと、ストレスを溜めないようにバランスとること。
分からないことは分からないので、妄想するなら面白く楽しく。

だからといって、何かあった時にドーンと落ち込まない訳じゃないはずだけど、言われてることを越えて考え過ぎて悲しい気持ちになったり、物事の結果だけ見て何が悪いのか思い悩んでも仕方ないと思ってしまうのですね。
その時に自分がやれると思ったことをやっているなら、なるようになるし、なるようにしかならない。

幸い、私の周りには、ハイリスク妊娠について時代錯誤な迷言を吐く人はいないので、そう悩まずに楽観していられるのかもしれないのですがー・・・。

こういうことは、何かのせいにすることで心のバランスがとれることもあるけれど、自分のせいにするのも含めて、できればそんな風に思いたくない。

うぬ、やはり私はドライなのだな。
そして昔に比べてかなり図太くなった。

入院当日、旦那さん同席の上、さらに詳しく説明を聞きました。
現在31週目で体の成長がほぼ3週遅れ。
子宮内胎児発育不全だそうです。
すごく小さいわけではないし、これ自体はそう珍しい症状ではないようです。
今のところはっきりした原因は分からないけども、相変わらず、子も私もピンピンしてます。

近頃、エコーで見られる子の顔が大分はっきりしてきました。
写真にすると表情がホラーなのが難点です。
主観では、ものっすごく可愛いのだけど、客観的にあの写り具合はきっとホラー・・・。
4D画像であれば、可愛いさが伝わりそうなのに、目蓋が透けてる白黒のエコー写真だと、それを見てデレッとしてる私込みで怖いだろうなぁ。

2013年7月6日土曜日

にゅい~ん

子の発育が悪いため、入院致しましたー("□")

といっても、私は変わらず元気ですし、子の胎動も心音も全く問題なく。
ただ、若干血の巡りが悪いようで、子にきちんと酸素や栄養を届けられてないんだとか。
そういうこともあるんですねぇ。

前回の検診から、子のサイズが殆ど変わってないことから、発覚致しましたよ。
私の体重は順調に増えていたのに、それ全て子に行かず私の肉となっていたというのですよ、理不尽な。

酸素や栄養の供給が突然止まってしまうこともあるようで、問題が発生した時にすぐ対処できるよう、掛かり付けの病院から転院の上、管理入院と相成りました。
子が弱ってしまったり、これ以上お腹の中で成長が見込めないとなると、切って産んでしまうしかないようで。
急な展開に、只々ビックリ。
4、5日ビックリし続けた後は、なるようになるだろうと思うようになりました。

入院生活なんて初めてなので、勝手の分からないことばかりです。
かれこれ10日経って、大分慣れてきたとはいえ、 痛いとか気持ちが悪いといった自覚症状がないので、 初めはかなりとんでもない患者だったと思います。
救急車とストレッチャーと車椅子でICUまで運ばれてきたくせに、売店に買い物に出ようとしてみたり、部屋(個室)に付いてるからOKとばかりにお医者の許可なくシャワーを浴びたり、カーテン開け放ってラジオ体操していたり…。
※ 念のため弁解しておきますが、自分の病棟がまさかICUだなんて思いもしなかったのですよ、初めは。

徐々に状況を把握して、今は、風呂・トイレ・食事以外は、ベッドの上で安静に寝転がっております。
子の成長も当初より改善してるので、もうちょっとお腹で育てることができそうです。

子は、この頃よくシャックリをするようになりました。
予期せぬリズムで腹がしゃくるので、変なかんじw


2013年6月23日日曜日

米唐番

我が家で愛用の米唐番さんは、唐辛子成分で米びつの防虫をしてくれる、24時間勤務のバリバリ系スタッフでございます。
唐辛子型の可愛い体いっぱいの唐辛子成分を費やして、空っぽに燃え尽きるまで働く米唐番さん。
見た目は赤いけど、勤務体制はまさにブラック。
米を掬う度、切なくなります。

1代目が退任したので、2代目を採用して、早2ヶ月。
湿気も気温も上昇して、虫の湧きやすい時季ですね・・・。
まぁうちは、米唐番さんにお任せしているので、お米についてはほんとに安心。
1代目の時も虫の「む」の字も見なかったし~、と思っていたのですが、なんだか米唐番さんの唐辛子成分が減っていないような、気が。

2代目はブラック勤務に耐性が付いたのかしら・・・。
見た目もパッケージも1代目と変わらないけど、その体の仕組み、何が違うの?!
思いきって米唐番さんの頭を開けてみると、しっかりと内蓋が。

あぁ。

これを取らなきゃ、唐辛子成分減らないねぇ。
うっかりしてたよぉ・・・。

近くにいた旦那に、この2ヶ月、米唐番が非番だった旨を伝えると、彼は羨ましそうに呟きました。
「2ヶ月も有給か・・・」

パッケージを剥かれただけで、2ヶ月も放置されてた米唐番さん。
有給どころか、採用されたことすら知らずに米に刺さってたんじゃないかと思うと、また別の切なさが、胸に込み上げるのでした。



* 米唐番さん近影 *



2013年6月16日日曜日

嫁の居ぬ間に・・・

夕方、帰ってきたら、我が家の居間に巨人が侵攻しておりました。

薄闇に包まれた部屋の中、巨人と戦う人々の雄叫びが響き渡り、ソファーの上では、旦那様が弓を引き絞って石のように固まっているのです。

旦那様の前方から、槍を壊せと叫ぶ女性の声。
それに導かれて、彼は力強く腕を固め、的が定まるその時をただじっと待っているのでした。

余りに張り詰めた空気・・・!
私は居間の入り口に立ち尽くし、息を殺して彼の頬をつたう汗を見詰めておりました。


どれ程の時間が過ぎたのか・・・。

長い長い緊張の末、ついに一閃。
狙った巨人へ渾身の一撃を放った旦那様。
テレビ画面には、砕け散る巨人。


空気がほどけ、Wiiのコントローラー(さっきまで弓だった)をシュッシュッと前に突き出して、画面のキャラクターを前進させる旦那様。

ひと仕事を終えて曰く、
「あぁ、肩痛い」


・・・Wiiで、肩こり・筋肉痛の類はやめてくれぇ。
嫁は心の中で呟いて、静かに部屋の電気を点けたのでした。


2013年5月31日金曜日

内弁慶

5月の連休は旦那さんの実家に里帰りして、改めて妊娠の報告をしてまいりました~。
帰りに伊豆の白浜に寄って、温泉に入ったり海を眺めながらぼんやりするなど、私にとっては良きリフレッシュとなりました。

しかしですね、我が子にはそうでもなかったみたいで、出かけてる間、GW前はあんなに激しかった胎動がピタリと静まり、1日に数回ポコポコするのみ。
長距離移動したり温泉に浸かったりしたせいで、どうにかなっちまったのでは?!と、内心ものすごく心配しておりました。

ところが帰宅してみると、我が子ったら、また激しくドカドカ腹を蹴り始めまして。
良かった、元気だった、と素直に安心できないほどに休みなく、日中ずっと動き回っておりました。

・・・はぁ、この性格、覚えがありますなぁ。
内弁慶ってやつですかなぁ。
腹の中にいるくせに、ホームシックだったんかなぁ・・・。
出てきたら、胎内記憶があるといわれる年齢の内に、一回訊いてみたいと思います。

10代で、アジアか日本1周の旅を目論むようなタフな子になったら面白かろう、と思うので、出てくる頃には只の弁慶になってることを祈っております。


2013年4月23日火曜日

シリモチ

転びましたん。
シリモチでしたん。


道路の段差でよろけた瞬間、腹はアカン!と、なんとか尻餅に持ち込み、尾骶骨をガツン。


普段の私なら、お尻をペペッと払って、そそくさ立ち去るところですが、妊婦状態ではそうはいかず。
咄嗟に立ち上がってはみたものの、そのまま動き回ってはいけない気がして、近くにあったお茶屋さんに避難。
柔らかそうなソファに腰かけて、しばらくじっとしてみました。

お腹の痛みもすぐに収まったし、ちょっと張ってきたように感じるのは、気のせいかもしれない。
胎動がないけれど、もともと昼間はそんなに頻繁に分かるわけじゃないし。
大丈夫よね、だいじょぶだぁ~、問題ない!などと心の中で繰り返しながら、携帯で「妊婦 しりもち」を検索してみると。
時間が経ってからお腹が痛んで緊急入院だとか、胎盤が剥離してしまったとか、尻餅で大事に至った例が引っ掛かったので、ものすごく不安になりました。

とりあえず、病院のある地元へ帰るべく、電車に乗ったのですが、座れず・・・。
とても焦りました。
何でもない時なら、今時期は少しくらい立ってても負担ではないのだけど、この時ばかりは、ちょっとでも座っていないと危ないような気がしてしまって、駅に止まる度、席が空かないか車内を見回しておりました。
多分目つきヤバかったろうけど、座るためにもう必死。

身を以って知りましたよ。
健康そうに見えても、席を譲ってくれと猛烈アピールする人には、それなりの理由がある!
立ってても問題ないお方は、ほんとすぐに譲ってあげて欲しい!

地元の駅に着いて病院に連絡すると、時間外だったけれど、すぐに診察に来るように指示があり、病院へ。
子や胎盤の状態と、内出血してないかを診てもらい、問題がないことを確認。
お腹は打っていないので、大丈夫でしょう、とのこと。

この時期(19週目)なので、尻餅で何かある可能性は他の時期に比べてまだ低めなんだそうで、ひと安心。
お腹を打っていたら2日は様子見するところだった、と言われました。
おそろしかぁ・・・、様子見なんて言われたら、諸々手につかないよ・・・。
いろいろ片付けなければならぬGW 前、そういう意味でも助かった・・・。

診察を終えて、気持ちの張りが取れたからか、もそもそ胎動が。
同時に、ケツと足首に痛みがー。
打撲と捻挫に気付かなかった><
自覚してたよりずっと緊張していたみたいでございます。

これからはもっともっと慎重に行動しよう、と肝に銘じた出来事でした。

2013年4月18日木曜日

胎児サイン

またまた子の経過です。
検診のたびにお腹の中を覗いて、小さな生物が人っぽい形になっていくのに一喜一憂しているなんて、既に私はバカになっているのに違いないと思うこの頃。
いいの。いいのよ、私もうバカなのよ。
例のごとく、DVDを眺めてはウヒアハ笑っていますわよ。

さて。
今回特筆せねばならないことなのですが、我が腹の中の生物は、巨大化しておりました。
さらには画面を見つめる我々に向かって、豪快なサインを送ってきたのです。

巨大化!
サイン!

バカになった私には、この2つが大事件でございます。

エコー画像で半分スケルトンに見えた我が子は、骨や心臓がぼんやり見える状態で、前回より明らかに人の形となり、そしてデカくなっていました。

子よ、子よ、大きく育ったのね・・・。(ほろり)

感動ひとしきり、相変わらず手足をモコモコ動かして、元気な様子。
そしてなんだか足が、足が長い・・・、気がする!!!

男の子だったらウサイン・ボルト、女の子だったら草刈民代ね・・・!

夢見勝ちなのは許して欲しい。
だってもうバカなんだもの!

性別は、判りそうで判らない奥ゆかしさ。
素敵!追求したい!!!と目を凝らしたその時。
子は、おもむろに片手を振り上げ、手をパーに。

パー?
パーは私の、お・つ・む・・・?

いや、パーではなかった。
見せつけるように握り拳を結び、グッと力強く、人差し指を突き上げたー!!

こ、これは・・・、なんて強気のウサインボルトサイン・・・!!!
男でも女でもどっちでもあってもなくてもアンタ、ボルトを目指す気ね?!


よく分からない興奮に包まれて、暫しボルトサインについて考えてみました。
10週目からこっち、エコーで確認してきた子の動きを見るに、検診時の私の空腹状態が影響しているのでは、という節もあり。
図にしてみると・・・、
※表情はイメージです。

ほら!私が満腹の時に、子は過激な態度をとる傾向が!
妄想するに、足が伸びた上に栄養が足りて、調子に乗った末のボルトサインだったのではと思うのです。

13週目の検診での暴れっぷりに次いで、17週目の今回も我々の予想を裏切る姿を見せた我が子。
これは慎重に経過観察せねばなるまい (*ω*)>キリッ


延期とお蔵入り

体調や気持ちと相談して、今年やろうと思っていたことを延期したりお蔵入りにしたり。


ダイビング

やっぱり、妊娠状態で潜るのは危険よねぇ・・・、というわけで、一通り落ち着くまで、ライセンス取るのを延期。
それまでは、海の写真をじっとり見つめているよ!



真面目にバカをやる 「主婦の部屋(仮称)」

どこか小さいスペースを借りて、2日くらい「主婦」の不思議なココロをお見せしたかった。
OLから主婦になって今の仕事を始めるまでの期間経験した、おかしな精神状態、それを掘り下げてみたかった。

世間のうねりからはぐれてしまった浮遊感とか、
何故か主婦としての新しいコミュニティを探したのとか、
旦那がいない時間といる時間とで全く違う気持ちの変化とか、
何かの投稿コーナーに勝手な言い分をぶつけざるを得ない気持ちが分かっちまうとか、
それが自分にとって自然なことになってしまったら怖いとか。
そういう部屋と、そこにいる主婦(私)の状態を展示。
うーん・・・言葉にすると、やっぱりニュアンスが違うのだけど。

形を変えるならともかく、考えていたそのままを誰かに演じてもらうのは全然違う。
妊娠した状態でそれをやるのも気持ちが違うし、子が無事に出てきたら、多分また別の精神状態になっているだろうから。
いったんお蔵入り。



変化は望むところ。
今後、自分が何をやりたくなるのか楽しみ♪




2013年3月29日金曜日

子の様子

妊娠状態も、そろそろ中期に入ります。
今更つわりが出たりと若干不安定ですが、一般的にはいわゆる安定期というやつです。

先日あった検診では、子が元気に動きまわっていたのを確認しました。
この時期に入ると、皮膚の上からエコーを当てるんですね。
前回と同様、子宮の中をのぞかれるのだと思っていたので、パンツ脱ごうとして、看護師さんに止められました。

さて、子の暴れっぷりですが。
画面に映し出された人の形がモリモリ動くのを見て、お医者さんも珍しそうに、
「良く動きますね~」
「元気ですね~」
「おや、まだ動いてますね~」
なんて言ってたのですが、2、3分経っても激しく動き続けるので、
「あれ?まだ動いてる・・・」
と、小さな声で。

え、こんなに動き回るのはアカンの?!

若干不安になったのですが、経過順調というお墨付きをいただきました。

家に帰って、エコーのDVDを再生していたら、子の動きがエビのようにピチピチと美味しそうに見えてまいりましてね・・・。
訳もなく心配になるのです。
私、エビを食べすぎなのかもしれない。
我が子は、体を構成するエビ由来成分が増えすぎて、自分はエビだと勘違いしているのかもしれない。

エビ少女とか、エビ少年とか、楳図かずお的なホラー漫画が超具体的に頭に浮かぶのデスヨ。
妄想が止まらないのデスヨ。

妄想を図解しようとして、縁起が悪い気がして途中で破棄しましただーー。

2013年2月26日火曜日

子がでけましたん

タイトル通りでございます。
いやまさかこの私が妊婦になるなんて。

まだ全くの初期なので、もしかしたらこの先ガックリすることもあるかもしれないけれど、出来る限り元気に妊婦続けて、元気な子を産めるようにがんばりますよ。

そして記憶が新鮮な内に経過の整理をば。



ナニヤツの気配

生理予定日の1週間程前から、いつもと違う生理前症状に苦しんでおりました。
具体的には、めまい・吐き気・胸の張り。
この3セット症状は、生理前になるとジャブのようにちょこちょこあるのがいつものパターンなのですが、こんなに苦しむほどではなく。
ところが、今回はずーっとボディに食らっているかんじで、生理が来ていないのに起きるのすら辛い日もあったり。
おかしいなー、変だなー、なんて稲川淳二がいよいよの雰囲気へ誘うような日々でございました。



予定日なのに

生理がにゃーす・・・。

わりと規則正しくやってくるので、1日遅れた時点で、生理前症状に鑑みて、確信というか不安が芽生えましてん。
妊娠中の友人にそれとなぁく聞いてみると、「今すぐ検査薬をお試しなはれやー!」とかなんとか、力強い雰囲気のお言葉を賜りましてん。
勇気をもらって、検査☆検査

ぁあれえ、うっすいけど線出てるー!!



旦那にお知らせ

線出た記念日。
おりしも旦那さまの誕生日。
うっすい線だけど、何よりのプレゼントになるんじゃないでしょうか!!!

というわけで、トイレに検査薬を放置、もとい仕掛けまして。
帰宅した旦那がトイレに入るなり、アラまぁ吃驚!すわ妊婦発生かーッ?! という展開を想定。
サプライズですよ、サプライズ。うふふ。

ところが旦那さま、この日に限って、一向にトイレへ行かぬではありませんか。
私自身、サプライズの件を忘れ去った頃、やっとトイレに入った旦那が、冷静な顔で、トイレのあれは?なんて言ってきましたよ。

なにその落ち着きーッ!!



初めての検診

件の友人に線出た報告をしたら、「次は病院だ。ケツを洗って行くのだ!」との指令。
翌日、旦那付添いの上、病院へ。

黒丸(胎嚢:胎児専用袋)を確認。
妊娠だけども初期過ぎてなんとも言えぬようで、まぁ何も言われなかったのだけど。
想像妊娠だったらどうしよう。

旦那の感想。
「もっと慌てたりするもんかと思ったけど、全然だなぁ」
そうよね、そうよね、アナタ昨日からものすごく落ち着いてるもん。



2回目の検診

黒丸の中に白い点を確認。
この白点、胎芽といって、これが育ってヒトの形になっていくそうな。
検診までの1週間、胎嚢の中身が入ってるかどうかヤキモキしておりました。
ちゃんと入ってて良かった。

でもまだ妄想という可能性も・・・あるのでは。
期待と、言い知れぬ不安で、胸いっぱい、おなか減ったぃ。
過去、目が覚めても夢の中から半日帰って来られなかった私ですよ、妄想力は高めと自認しております。
これを機に、妄想具現化能力が芽生えていても可笑しくない気がしていました。本気で。



自分の親に報告

妄想かも・・・という妄想を振り切るように、実家へお知らせ。
母に、“MAGO”というタイトルでエコー写真の写メを送り付けたら、すぐに電話がかかってきまして。
第一声が、「冗談でしょ?!」

そういえば、うちの母は、交際報告をした際にも、「人間と?」なんてズレたコメントくれましたっけねぇ。
やりかねないと思われても仕方ないことを色々やらかしてきた私ではありますが、今回の写真はモノホンでございます。

まだ黒丸に白点の状態なので、あんまり期待しないでね、と言ったけど、電話の向こうではしゃいでいる様子。
父も、ホッホッホと翁のような笑い声を発しており、もう言葉が通じなさそうな舞い上がり模様。

予想以上に喜んでもらって、返ってお知らせするのは早すぎたかなぁと思った次第。
旦那さまの実家や友人らには、もう少し経過してからの方が良い気がしました。
何かあって落胆させたり気を遣わせても、申し訳ないし・・・。



落ち着かぬ日々

2回目の検診から数日、胸の張りがおさまってまいりました。

母乳製造ラインを開発中だと思っていたので、これはめちゃくちゃ不安です。
面倒臭くて基礎体温を計っていなかったのだけど、念のため、計測・・・。
噂によると、この時期は36度後半が一般的だとかなんとか。
なのにこの時の私、35.4度ですってよ。

(いや、この体温計、バカなんじゃないの?!)

計り直したら、36.4度。

(えらいわ、体温計。学んだわね。)

・・・全然えらくないし、体温計が体温学んじゃアカンのと違いますか。
そもそも夕方に計った体温を基礎体温と同じに考えるのもダメじゃありませんか。

不安解消のために、黙々と妊婦情報を検索。
こういう時に友や母でなく、Webに頼るところが、内向的な証でしょうか。
不安すぎると誰にも相談しなくなりますからなぁ。

あわあわして掴んだ結論、気にしすぎるのは体に悪い。
のほほんと過ごすことにしました。



一部にカミングアウト

市民劇団に入っておりまして、4月の公演のための稽古をしております。
迷惑をかけてしまう可能性もあるので、早めにお知らせしました。
目指せ、健康な妊婦女優☆

公演の情報は、コ☆チ☆ラ
http://www.cotik.org/

しかしあれだ、本当に想像妊娠だったら、もう十月十日、演りきるしかない・・・。



体操

自転車を禁じられてしまったので、ストレス解消のために上り坂を自転車で攻めることもできず、鬱々と過ごしております。
家に籠って紙やPCに向かう毎日。
じぃっとしていると、むやみに動きたくなりますよね。
思うに任せてスクワットや柔軟をしていたのですが、安定期に入るまでは控えた方が良いんだとか。
制約が多いことだのぅ・・・。



3回目の検診

前回検診から2週間後、ポコポコ心臓が動いているのを確認。
ぐぁーッ、寄生生物のようだーー! なんてのはさておき、ちゃんと育っててくれて、一安心でござる。

ただ、この時点でもまだ妄想の不安を捨てきれず、まだモヤモヤしております。



食べ物の好み

バランス良く、規則正しく栄養をとるのを意識して、色々な素材を試していたら、食べ辛いものがあることに気づきましてん。
※自分で調理した場合に限る

・カレー
・きのこ
・炙った鮪
・ウィンナー

どれも好物だったのにー。
多分これからも色々でてくるんだろうけど、自分で調理した場合に限るってのはなんなのでしょう。
散々、料理下手と言われてきた私ですが、とうとう自分の体にも拒否される手料理・・・。
ウィンナーなんて、レンジでチンしただけなのにね。

レモン水とかミカンが美味しくて堪らないのは、話に聞く妊婦らしい味覚でウキウキする。



子の姿を確認

4回目の検診。
ようやく子の姿を見ることができました。
ああ、現実だこれ。

まだミジンコみたいな形だろかなぁと思っていたのだけど、もう手足がはっきり見えておりました。
正座して手を上下に動かしていましたよ。
いったいあれは何のポーズだろうか。

動いてるのを見ると、すごく可愛い。
客観的に見たら多分可愛くない形かもと思うのだけど、イヤすごく可愛い。
どうしよう、この可愛さ、言葉にならないですな。
DVDに焼いてもらった1分足らずの映像を何度も再生して、ニヤニヤしております。




ふいに友に漏らしてみる旦那様の実家に報告

まだ旦那様の実家に報告してなかったけれど、twitterで相方にポロっと漏らしてみる。

我が相方は泣いて喜んでくれたもよう。
なんだか胸が熱くなって、貰い泣きしてしまいましたよw
私の結婚式の時にも、相方が泣いてるのを見て貰い泣きして、しかもそれが周りにバレましたなぁ。・・・昨日のことのように思い出される。
共通の友人からもお祝いメッセージをいただいて、妊娠発覚時よりずっと「妊娠発覚」っぽい感動にひたひたしておりました。

旦那様の実家に報告。

お義父さんもお義母さんも喜んでくれてるみたいで、良かった。
次に帰った時には、エコー写真を見せるんだ♪
隙あらば、DVDも見せるんだっ♪



そんなこんなで現在に至るのですが、目立ったツワリもなく、たまに貧血や謎の腹痛が起こるくらいで、今のところいたって健康な妊婦でございます。

しかしですよ、気になることがひとつ。

風呂に入ると、シャンプーが馨しくてうっとりするのです。
そういえば、母が妊娠した時に、石鹸を食べたくてしかたなかったという話を聞きましたなぁ。
もしかして、私はシャンプーを飲みたくなったりするんじゃないかなぁ。
困るなぁ、誘惑に勝てるかなぁ。
あわわわわ。 泡だけにあわわわわ。




2013年1月16日水曜日

雪が降り~

さぶいですなぁ。
風邪をひきました。

ティッシュが手放せません><